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しゅんしゅんパパのポケモンカード体験記

体験記 #07 対戦を続けてルールを覚える

(あらすじ)平成24年3月に「ガブリアスデッキ30」と「サザンドラデッキ30」を購入した当時5歳のしゅんしゅんと私。構築済みデッキも買い足し,いそいそと家庭内対戦を続けています。

 

そんなこんなで,4月上旬。もう進化や特性というルールを大分覚えた辺りで,いよいよ弱点・抵抗力にとりかかる。

 

「大分わかってきたから,新しいルールを教えるね。このマーク,弱点っていって2倍になるんだ」しゅんしゅん「えー!うそー!」。

 

うん,そうなんだ。いままでパパたちはウソのルールで戦っていたんだ。

 

たしか,-20っていうのが難しそうだったから,まず弱点(単純に2倍)から教えて,慣れてきた後に抵抗力も取り入れたと思う。

 

それにしても,しゅんしゅんって,なんでひらがなをロクに読めないのにワザを打ったり,サポートカードを使えるんだ?。

 

他方で,点数計算はやっぱりまだ苦手。60ダメージを受けているしゅんしゅんのサザンドラが私の無傷のゼクロムに「デストロイビーム!」

 

どや顔のしゅんしゅん。

 

私「次げきりんできぜつするよ?」

 

しゅんしゅん「あっ!」

 

私「いいよ,なしにしても」

 

しゅんしゅん「ええっと,じゃあねぇ・・・」

 

こうして毎朝恒例の親子対決は続いていくのでした。

振り返ってみて

子供って,大人と比べて,世界が狭く,入ってくる情報量が少ないから,記憶力は抜群にあります。本当にひらがなが読めなくても,同じカードで何回も戦ううちに,イラストでワザの効果やサポーターの効果を覚えるようになりますよ。

 

もちろん,好きだから必死でカードのテキスト(カードに書いてある説明文)を読もうとするので,ひらがなの読解もはやくなります。

 

特に,ポケモンカードBWから,漢字にふりがながふられるようになりました。これはとても良いことだと思います。昔のカードのように漢字だけだと,ここまでやっていなかったかもしれません。

 

ポケモンカードのダメージ計算は少々複雑です。大まかにいうと,攻撃力を計算し,きぜつの計算をするという流れです。

 

1 攻撃力計算

 

ポケモンカードに書いてあるワザのダメージ(上の例だと,「サザンドラ」の「デストロイビーム」というワザのダメージは90)に相当するダメカンをワザを受けたポケモンに載せる(上の例ですと,「ゼクロム」に10のダメカン9個を載せる)というのが原則です。

 

ですが,ワザには複雑なものがあり,例えば「ゼクロム」の「げきりん」は,「20」に加えて,その「ゼクロム」が事前に受けたダメージを追加となっています。

 

つまり,先にサザンドラのデストロイビームで90のダメージを受けた場合,次に「ゼクロム」の「げきりん」による攻撃力は110になります。「10」のダメカン11個分を載せるわけです。

 

したがって,簡単な足し算が必要になります。

 

2 きぜつの計算

 

ワザを受けたポケモンがきぜつするかは,ポケモンのカードに書いてある体力(HP)と載っかったダメカンの差できまります。

 

つまり,上の例で言えば,150の体力のサザンドラの上に「10」のダメカンが6個載っかっていた場合,「ゼクロム」の「げきりん」で110のダメカンが載りますので,合計170(「10」のダメカン17個。もちろん,ダメカンが多すぎないよう,「50」のダメカンも用意されています)分のダメカンが,体力150の「サザンドラ」の上に載るわけです。

 

150引く170は,マイナス20ですので,体力150の「サザンドラ」は「きぜつ」してしまうのです。

 

したがって,簡単な引き算が必要になります。

 

うちは,ダメカンをカードの横に並べるという原始的な方法を使っていました。

 

上の例で言うと,

「サザンドラの体力は150,つまりダメカン15個ね」(といいながら,カードの横にダメカンを15個分置く)「うん」

 

「で,げきりんは,まず,20」(といいながら,15個分のダメカンの横にさらに2個ダメカンを並べる)「うん」

 

「さらに,デストロイビームで,90のダメージを受けているから,90追加ね」(といいながら,ダメカンを追加していく)「うん」

 

「じゃあ,数えてみて」「10,20,30・・・150,160,170」「ね,きぜつでしょ」「うん」

 

と,いうように。文章だと解りづらいですが,実際にダメカンを並べていくとわかりやすいです。

 

ポケモンカードの計算は一定のパターンがあり,「30+30+150」とか,「30+90」とかが多く,何回もゲームを繰り返すと,次第にわかってきます。

 

なお,ゲームに強くなるには,無駄なダメージを与えず,「ぴったり」で倒すのが理想的です。その練習方法については,またの機会に書きます。

 

しゅんしゅん「10,20,30・・・100,110,130!」

 

・・・なぜか決まって120を飛ばすことが多かったです。

 

最後に,ちょっとした小ネタを。構築済みセットについている,「10」の紙のダメカン,つかみづらくないですか?たくさん構築済みデッキを買うと,ダメカンが余ってきます。瞬間接着剤やのりで「10」のダメカンを3枚重ねると,つかみやすくなりますよ(「50」のダメカンは2枚でいいと思います)。

 

みらチャン杯で対戦したお子さんがそうしており,とても感銘を受けたので,ご紹介しておきます。

本体験記はしゅんしゅんパパさんがご自身のブログ上で連載されていたものを一部加筆修正して転載させていただいたものです。初出の時点でのお話になりますので一部現在と状況の異なる箇所などがありますが、あらかじめご理解いただければと思います。

 

2014年3月 「年中からはじめるポケモンカード」より転載

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