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しゅんしゅんパパのポケモンカード体験記

体験記 #08 60枚デッキでの対戦を熱望される

(あらすじ)平成24年3月に「サザンドラデッキ30」と「ガブリアスデッキ30」を購入し,ポケカにはまっていったしゅんしゅん(当時5歳)と私。ダメージ計算も一人でできるようになってきました。

 

平成24年4月某日(こればっかり),しゅんしゅんが「60枚デッキでやりたい」と言い出す。

 

その小さい手じゃ60枚のカードを切れないだろうに。敢えて60枚デッキはその存在すら教えていないはずだったのだが,どこで学んだ?。

 

しゅんしゅん「ねーねー,60枚でやりたいー。」

私「んー,じゃあ,ノーヒントでパパに3回連続して勝ったらいいよ。」

 

パパだってまだ60枚どころか,30枚デッキもロクに組めないのに・・・。

振り返ってみて

子供って本当に新しいモノ好きですよね。すぐ「60枚」とか「改造」とか言い出します。

 

ポケモンカードゲームは,もともと60枚デッキでの対戦が基本です(これを「スタンダード」と言います。これに対して30枚デッキの対戦は「ハーフ」と言います。)。

 

ハーフとスタンダードでは,戦略も変わってきます。ハーフだとあっという間に終わってしまいますが,スタンダードだと長期戦になるので,前半・中盤・後半という作戦が必要になります。

 

したがって,デッキを作る側としても,それに応じたデッキを作る必要があるわけです。単純に30枚セットを2倍にするだけではあまり強いデッキは作れません(ちなみに私は前半・中盤・後半をイメージしてデッキを作っています。つまり,前半~中盤はあのポケモンを使って戦い,後半はあのポケモンにスイッチして戦うとか,前半で一気に勝負をつけることに特化し,息切れしたらあきらめるなど。)。

 

ハーフが短距離走,スタンダードがマラソンというイメージでしょうか。

 

ですので,子供がまだ30枚デッキを十分に使いこなしていないと思ったのであれば,ここはうまくスルーさせたほうが良いかもしれません。複雑すぎたり,負けすぎたりするとやる気をなくしてしまうかもしれません(まあ,今後の出費を考えると,やる気をなくしてもらったほうがいいかも・・・おや,誰か来たようだ)。

 

すみません。言い過ぎました。ちなみに,しゅんしゅんは「超」がつく負けず嫌いで,負けると目にいっぱい涙を貯めてしまいます。ですので,家庭内対戦では,うまくしゅんしゅんが勝つように誘導していました(まあ,大概のお父さんも同じことしていると思いますが)。

 

また,ポケモンカードは先行が有利(ハーフですとなおのことです)なので,「サンボンショウブ」としてしゅんしゅん先行→私先行→しゅんしゅん先行という流れで対戦していました。勝ち→負け→勝ちとなるので,楽しかったようです。

 

うちは前述のとおり、私のヒント(ここはこのカードを切ったほうがいいよ、とか)なしで3回連続で私に勝ったら60枚、というルールでやっていました。と言っても2ヵ月位で負け、60枚デッキを組まざるをえなくなってしまいましたが…。

 

しゅんしゅん「サンボンショウブやろうよ。ぼくせんこうね」おいおい,三本勝負は言い出した人が必ず先行になる制度ではないぞ・・・。

本体験記はしゅんしゅんパパさんがご自身のブログ上で連載されていたものを一部加筆修正して転載させていただいたものです。初出の時点でのお話になりますので一部現在と状況の異なる箇所などがありますが、あらかじめご理解いただければと思います。

 

2014年3月 「年中からはじめるポケモンカード」より転載

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